2019年6月30日日曜日

Q506/MEにLinuxを入れる


Q506/meにlinuxを入れる ver1.5 from siki uta

6月15日に行われた東海道ラグ名古屋で使用した資料をSlideShareで公開していますが、フォントの指定がめちゃくちゃだったり2ページのおことわりの部分も誤字やら表現的に治したい部分を公開してから見つけてしまったため後悔していますが、Skideの特定ページの差し替え等がSledeShareでは出来ないらしく仕方ないので今回はこれで許してください。

この記事はスライドで書ききれなかった(書き忘れた)部分の補足記事みたいなものです。
とは言っても余りにもペラい話なのでver1.5.1ぐらいのつもりです。

・opensuse TumbleweedとDeepinLinuxのシャットダウン周りの話
DeepinLinuxのシャットダウン処理が正常に行ってないとき詳細ログは取れてないのですが、ストレージI/O周りで不具合が起きてるような感じでした。

・Antergosのタッチパネル問題


この手のタブレットハックに詳しいKapperさんからこのようなコメントを頂きました。
Archで問題ないとすると疑うべきところとしてはAntergosのインストーラーであるCnchiが怪しいような気がします。割と不具合も多いベータ版のインストーラーであったのもありますし他の機種にAntergosを入れようとした時もインストール失敗などもあったので…
AntergosLinuxはプロジェクト終了が発表されたので、この不具合は多分どうにもならないだろうと思います。ArchLinux派生のLinuxにはこれ以外にもManjaroLinuxがありこっちを入れて問題が無ければCnchi起因と切り分けが出来そうなのでManjaro導入も落ち着いたら試したいところです。

・音声周りをなんとかする
これはスライドの時から現状は変わってないのですが、PORTABOOK(最近では箪笥のこやし)と同じように対処できそうというのが収穫

・Ubuntu/Fedora30スリープ復帰時のタッチパネル周りのあれ
未だになんとかしてない
方法としては
Ubuntu : サスペンド復帰時にマウスとキーボードが認識されなくなる問題の対処(i8042)
Elantech touchpad frozen after suspend/resume (12.04.3 LTS)
辺りでなんとかなりそうだとは思う。これの検証も今後の課題

2019年6月1日土曜日

Q506に1903をクリーンインストールした

前の週の時点でやるか悩んでたら案の定
「Windows 10 May 2019 Update」で見つかっている不具合のまとめ
不具合が色々見つかったらしいのですが、致命的と呼べるほど酷いものはないらしく機種固有やらドライバーが古い等の影響で起こってるトラブルの方が殆どで本機が関係するのは下記の物ぐらいです。
・外付けUSBデバイスまたはメモリカードを接続してアップデートしようとするとエラーが発生する
法人向けパソコン Windows 10 May 2019 Update動作確認機種一覧
富士通公式のサポートページ(2015年下期モデル)に本機も記載があるので、環境をセッティングしなおすことも含めてクリーンインストールしてみました。


アップデート前にQ506/ME ベンチマーク&バックアップで記載したバックアップを実行します。C:\Fujitsuフォルダにあるものをusbメモリに控えDouble Driverを利用してインストールされてるドライバーのバックアップを行いました。今回のようなクリーンインストールを行う場合事前にDouble Driverでバックアップを実行しておくだけで環境を立て直すのが楽になるのでおすすめです。システムバックアップも念のためにとっておきこれで万が一のことがあっても復旧できる体制にしました。

Windowsのアップデートを行う手段はいくつか存在するのですが、今回はクリーンインストールを行うため別のPCからWindows 10 のダウンロードからメディア作成ツールをダウンロードしてusbメモリに書き込みました。ここまでで準備は出来た訳ですが、Windows 10 May 2019 Update適用後、BIOSがアップデートできないお客様へというページが存在し1903にアップデートした後だとBIOSアップデートできませんとの事なので、クリーンインストール前にやっておきましょう。
電源断を確認して電源+ボリューム下もしくは電源押しからの本体中央下部にあるWinボタン連打でBIOSに入り起動の優先順位をusbメモリを一番上にして保存後起動すればインストーラーが読み込まれるはずです。この段階ではタッチパネルが使えないので別途キーボード等を用意しましょう。ライセンス入力のところでは「プロダクトキーがありません」を選択しインストールするOSを選びライセンス認証のページを確認したらカスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)を選択
クリーンインストールなので全部きれいさっぱりにしてインストールした方が良いのですが、ドライブ0パーティション3を選び上書きでインストールしました。後は待てばインストールされるのでインストールが終わったらDouble Driverで取ったドライバーを書き戻して再起動その後、バックアップを取った富士通フォルダを以下のように辿ります。
Fujitsu/Softwaredisc/Drivers/DrvCdSrc.exeを選ぶとドライバーズディスク検索が出てくるので
・インテル(R)内臓センサーハブドライバー(画面回転に必要)SetupISS.exeを実行
・富士通拡張機能ユーティリティ(ボリューム下にあるボタンの動作に必要)setup.exeを実行
・ステータスパネルスイッチ(上記のボタン)setup.exeを実行
・I/O接続親和性向上ツール(microSD周り)SetSDCard.exeを実行
ここまでやればデバイスマネージャーで不明なハード等もなく動作するところまでくるはずなので、あとはお好みでセッティングしてください。