2022年5月8日日曜日

モバイルVRPCを作って持ち込み移動してみた。

2022年になってから一度も更新せず、気づけば5月最近のアウトプットはスライドを書くことになっていました。ドタバタしつつも新年度を迎え5月の連休も終わったわけですが、連休期間を利用し東京方面に4泊5日で遠征していました。その際何を思ったのか、VR出来るデスクトップを持ち込むという行為をしたため他のやってみたいという奇特な方に向けた参考資料ついでに書こうと思います。

実際の使い方と梱包


 

PC構成

スペック一覧サブPC
CPUintel i5 10400F
RAMCrucial DDR4-3200 8GBx2
CPUクーラーSilverStone AR11
M/BASRock H470M-ITX/ac
GPUZOTAC RTX2080 TwinFan
SSD1ADATA SX8200Pro 1TB
SSD2Samsung 970EVO 512GB
PCケースSilverStone SST-ML08B-H
電源CoolerMaster V SFX GOLD 850W

以上のパーツで構成されています。動作検証用サブ機としての役割も兼ねているのでOSはWin11ProとopenSUSETumbleweedをデュアルブートできるようにしています。
組み方に関しては割愛します。
肝になるのはやはりケース選びでしょう。
SilverStone SST-ML08Bに近い製品としてfractaldesign Node202があります。
LianLi A4-H2Oでもいずれ組んでみたい。

可搬用バックと台車

バックはカインズホームで購入可能な リフティー Ly:hty 撥水リュック サイドバックル GY グレーを使いました。webでは購入できず店舗での購入になりますが、3000円程と非常に安価で撥水加工もされておりメイン荷室が大きく開きます。このサイズのバックパック自体も中々見ないため貴重な一品。背中と肩のメッシュパッドは薄めではありますが、程々の弾力で悪くはないです。
台車はamazonで中華メーカー製の物を購入しました。
こちらの品を買ったのですが、これは少し失敗でした。サイズが2つあり小さい方を買ったのですが、カバンの幅が40cmあるのに対して25mm幅の台車なので、重量バランス崩れかけた時に少しヒヤッとしました。大きい方を最初から買っておけばあっちは前輪が自由に動くのもあって使い勝手良かったかもしれない。

持ち込み小物類

今回のためにamazonで色々買ったりしました。
小物用バック
左上で少し見切れてる奴です。この中に今回必要な物を詰め込んでいきました。詰め込みたいものは全部入ったので、ガジェットバックとしてはとても良いなと思いました。

真ん中の白い奴
モバイルルーターです。今回大役立ちでした。usb端子がついておりそこにPovo契約したiPhoneXRを使い放題オプションを使い本機にUSBテザリングしました。今回の旅行での通信の多くをこれで賄いました。LAN端子にPCを繋げて本機から5GhzのWi-fiを飛ばしQuest2を繋げてAirLinkが非常にスムーズに扱えます。注意すべき点としては5V3Aの出力があるusb充電器に接続しないと機能をフルに扱えません。5V2.4Aの物につなげた時はusbテザリングが動作しませんでした。
  • ケーブル類
50cm Type-A to Type-C
50cm Type-C to Type-C
100cm Type-A to Lightning
120cm Type-C to Type-C(usb3.2 モニター接続用)
250cm Cat6巻き取り式LANケーブル
20cm 3個口折り畳み式スイングタップ
ここら辺は既に持っていた物を適当に詰め込みました。

ケーブルが細く取り回しがしやすいのでモバイルモニターとの相性が抜群です。Type-Cで繋げるのがメインだったので予備として持っていきましたがモバイルモニター使うなら1本持っていて損はないかも知れません。

今回のモバイルデスクトップを実現するに当たってこの電源ケーブルも非常に重要な物です。PC電源用の3ピン電源ケーブルは基本的に極太で取り回しに難があるのですが、このケーブルは700Wまでと割り切ることで、非常にコンパクトになっています。メインPCでも愛用しています。PC用にする際は700Wを超えないかワットチェッカーで確認した上で使いましょう。

  • 充電器&モバイルバッテリー
CIO SMARTCOBY 20000mAh 60W対応の物
CIO LilNob 100W対応 Type-C 3ポート Type-A 1ポート
どちらもクラウドファンディングでの入手品です。amazonでも購入可能です。普通に使える品なので言及することは特にない。
  • キーボード&トラックボール
キーボード ロジクールK360r
トラックボール ロジクール M570t
Unifyingレシーバー1つで使えるので非常に便利です。キーボードは今回新しく買いましたが、思っていたより良かったです。テンキー付きでテンキーレスキーボードと同等のサイズでキーボードの打ち心地も悪くなかったためサブキーボードとして愛用していきます。
M570tはMX Ergoに変えたメイン機からの余り品をそのまま持っていきました。もう一つM570tは予備があったりする。
  • ヘッドホン
audio-technica ATH-EQ500
Quest2で使うようの物です。イヤホンは色々持ってて音楽聞く用には使ったりするのですが、VRHMD被りながら使うのは違和感があって耳掛けヘッドホンを使うことにしました。Beatsaberやったり音楽用途で試してサイズと音で丁度良いかと思って使ってたのですが、VRC用途だと少し微妙。BGMと人の声が混ざりやすいです。JVC HP-AL202は音楽を聞くと高音がキツイところあって好みではないのですが、VRC用途ならこっちの方が良かったです。こっちは本体が分厚くてケーブルが細いので、できれば持ち歩きたくないので、他に良いのがあれば買いたいところです。Panasonic RP-HZ47も使いましたが、安さと薄さだけで正直…という感じでした。

モバイルネットワークで使う

ルーターのところで言及しましたが、今回の旅行中3泊4日の間iPhoneXRに導入したpovo回線の一日使い放題と普段使いしているMi11Liteに入れているLINEMO回線を利用してPCを接続していました。泊まったところの回線がSoftBank Airで速度がLINEMO回線使うより酷かったので、SoftBank Airの洗礼を食らいました。設置されているターミナルは4なのでめちゃくちゃ古い訳でもないんですけどね。基地局事情が良くなかったとでも思っておきます。

3泊4日で利用した容量は37GB+860MB程ですが、PC2台が有線でルーターに接続されており別のスマホ2台をwi-fiでルーターに接続をした上にoclusSoftwareフルインストールとかLinux環境にProton+VRChatインストールでテスト等で10GB程持っていかれUnity作業をメインでしていたためVRCメインで使うという観点では正確に測れては無かったりします。

860MBを流したLINEMO回線の時はPC本体に直でusbテザリング接続をしてアバター集会に1時間半ほど居た結果なので、こちらに関してはそれなりの目安にはなるはずです。join時のアバター読み込みで時間がかかるぐらいで会話とかは普通に出来ました。

検証環境は手元にあるので、いずれ速度も見つつ検証を行いたいと思います。