2020年5月10日日曜日

hp reverbを買いました


ということで買ってしまいました。
自分が普段いるmastdonのユーザー界隈で何故か突発でVRCが流行り始めStayHomeしろみたいになった結果突如としてindexやらOculus Quest(以下Questと略す)、ViveProなどを購入する人がわらわらと表れ中にはド短期でindex頭だけからフルセット買いなおしマンやら短期でRiftSからindex乗り換えマンなどこのご時世とは思えないほどキャッシュの使い方が貴族の方が出てくる状況になってしまいました。
そんな状況下で私はなんだかんだで所持していたhpのWindowsMixedRealtyヘッドセット(以下WinMRと略す)を利用してVRC等をプレイしていたのですが、今のヘッドセットでもこれと言って不満は無いけど別のも気になるな、だけど周りは定番のVivePro、index、Oculus Quest等に手を出してるしせっかくだし違ったチョイスしてみたくない?という大変ひねくれたオタク心が発動してしまい本機を買うまでに至りました。購入時点ですでにWinMRを利用していたのもあり扱い慣れていたことも要因としてはあります。
届いてから5時間ほどVRCで利用しての感想になります。比較先が主に旧MRヘッドセット基準かつ主観たっぷりですが、このレポートが参考になれば幸いです。
分かりやすく最初は箇条書きでよいとこ、悪いとこ

良いところ


  • 旧MRヘッドセットと比べて圧倒的な軽さと装着感の向上
  • ヘッドセットにマイクが内臓されヘッドホンもついている
  • ValveIndexを超える圧倒的な解像度
  • スペックに対して安い
  • PCのusb3.0とDisplayportにケーブルをつなげれば使えるお手軽さ
  • Windows10標準サポートなのでドライバー周りのセットアップが非常に楽
  • 遠くからも文字がみやすい

悪いところ

  • 旧MRヘッドセットと比べフリップアップ可動域が狭い
  • コントローラーペアリングには別途Bluetooth4.0以上に対応したドングル等が欲しい
  • その高い解像度ゆえにマシンに要求される性能が高い
  • インサイドアウト方式のトラッキングのためアウトサイドイン方式のものより精度は劣る
  • コントローラーやケーブル等の部品の別売りがない
  • 正式対応のソフトウェアがOculus,Viveに比べて少なめ
ざっくり上げると以上の通りです。一つ一つ詳細に見ていきましょう。


軽さと装着感

さすがに使ってみないと分からないと思うんですよね。更に言うと比較できる対象が手元だと旧MRヘッドセットしかないので…

フリップアップ稼働域とメガネ

旧MRヘッドセットでは90度までヘッドセットをフリップアップすることが可能でありフリップアップしてPCの画面を見ようという事が非常に簡単にできましたがreverbは微調整ぐらいにしか動かずメガネかけてヘッドセットをするのが少し面倒になりました。ヘッドセットつけるときにメガネがずれないようにうまくやる必要があります。ヘッドセットをかけてさえしまえば極めて快適に使えてます。

ヘッドセット内臓マイクとヘッドホン

比較的良いのではないかと思います。ヘッドホンはindexの物は肌にふれないタイプになってますが本機のは通常のヘッドホンのような感じです。とは言っても締め付けてくるようなものでもなく耳に乗せるような感じでしょうか? プレイした際index使ってる人にいわゆるガチ恋距離といわれるものぐらいに目の前に詰められなでなでされるという事態が起こったのですが、えらいえらいと撫でてるときの声のバランスがこれがASMRですか!?!?ぐらいの程よいバランスで聴こえてしまい理性が飛びそうでした。
ヤバいわよ!
マイクはヘッドセットの下部に二つ付いています
やっていた仲間からは特に問題なく声が聞こえていたようで、旧MRでは内臓マイクがないのもありYamaha AG03+Marantz MPM-1000で少し遠めにマイク設置でVCやっていたものより聞きやすいと言ってもらえました。
ヘッドセット内臓のマイクとヘッドホン周りに関してはViveのものは余り良くないがindexの物は良いとの評判は聞きのでindexと比べたらどうなのか気になるところです。

解像度とPCスペック

先ほどIndexより高い解像度と言いましたが、どれだけの差があるかというとindexが片目1440x1600に対してreverbは片目2160x2160です。これより更に上となるとPimax8kが片目3840x2160になるので上には上があるわけですがね。
出来ることであればこの解像度を生かしてVRcahtなどをやりたいですよね?という事でテストするためにVket4のパラリアルトーキョーに最大設定にして潜ってきました。
利用してるマシンのスペックはRyzen7 3700X、RTX2080、メモリ32GBになります。
詳細に書くとクソ長くなるのでこっちを見てください。
潜ってきたところ最大設定ではTOHOシネマズ辺りのところまで回ったぐらいでやけにフレーム落ちするのでタスクマネージャーをみたところGPU使用率100%VRAM使用量7.5GB、メモリ使用量15.8GB程と飛んでもないことになっていました。旧WinMRヘッドセットではこんなことなかっただけに余りのヤバさに驚きました。Radeon7とかRTX2080Tiとか欲しくなるぐらいです。さすがにヤバかったので一度VRChat事態を落としてヘッドセットの設定をパフォーマンス重視に直して事なきを得ました。
後、GPUをRX5700XTに差し替えてプレイしようとしたところWindowsMixedRealtyポータルの動きがやけに怪しいうえ解像度が640x480以上に上がらない事象に遭遇してしまい
DisplayPort延長ケーブルを利用しているのがダメなのか?4KモニターとWQHDのモニターを利用しているのがいけないのか?とハード面での試行錯誤とドライバーを最新か確認等やったのですが何故かまともに動作しなかった事をご報告しておきます。旧MRでは問題なかったしRX5700XTリリース初期のドライバーの不安定さを考えれば良くなりましたが、こんなところで不具合的なのがあるのが実にAMDクォリティー

セットアップ関連

ケーブル刺すだけで手軽とは言いましたが実際はWindowsStore扱いになってるWindowsMixedRealtyPortalとSteamVRで利用するうえで必要となるWindowsMixedRealty for SteamVRをSteamでインストールする必要があります。
ヘッドセット用ユーティリティーであるHPreverbHeadsetSetupはヘッドセットをつなげるだけでインストールされるのでそこからコントローラーのペアリング等をします。
ヘッドセットの設定はWindows標準らしくWindowsの設定に統合されます。

トラッキング周りと競合するデバイス

これに関しては方式の都合上どうしようもないです。ガチでフルトラッキングを目指すならindexとかViveProを買った方が確実に幸せになります。
フルトラッキングとか知らねえ部屋狭くて部屋がVRreadyじゃねえよ、ベースステーションセットとか面倒、着座VRがメインで立ち歩きもやるかもしれないぐらいならOclulus RiftS,HTC ViveCosmos,hp reverbが現行のインサイドアウト方式のPCVRデバイスとなる訳ですが、値段としてreverbはRiftSとCosmosのちょうど間に位置します。
ソフトウェア周りの対応とWinMRであることが気にならないのであれば本機は非常にお買い得ではないかと思います。それに記事書いてる時点でhp公式でConsumerEditionが普通に買えます。

ソフトウェア周り

WinMRヘッドセットは世に出始めた当初はLenovo,acer,Dell等もヘッドセットを出しており後だしでSamsungもOdyssey+等を出しましたがどれも一発屋みたいな物で一機種のみでその後出されておらず、reverbという後継を生み出しreverb G2なるものが予告されるぐらいで実質hpの一人相撲と化し盛り上がり的に微妙なのがあるのかSteamVRの対応ヘッドセットを見るとWindowsMixedRealtyが無いってことがあったりします。対応ヘッドセットに記載がなくともコントローラーのアサイン等が分かってしまえばプレイ可能なタイトルが結構あったりしますがこの辺の面倒を踏みたくないのであれば本機含めたWinMRは微妙なところです。VRChat内でもバイクに乗れるというワールドがあるのですがそこの操作説明にもWinMRの記載は無く最初は少し戸惑いました(分かれば普通に乗れる)
indexも対応ソフトウェアが少なめですがあちらは出てから日が浅いので仕方ない部分があります。


単品部品売りがない

ここは欠点としてはデカい部分ではないかと思います。以前はDell公式でWinMRのコントローラーのみ買えたとかあったみたいですが今はそうでもないみたいです。利用していてコントローラーの耐久性は大丈夫そうな感じするのとケーブルも割としっかりしてるので自分の環境では問題ないですが、アフターパーツが無いのには不安が募ります。コントローラーはWinMRヘッドセット全てで共通規格品なのでなんとかならないこともないがやっぱり買わせてほしいよね。

遠くの文字が見やすい

かなり適当なイメージ画像なのですが、チュートリアルワールドにあるVRCイベントカレンダーを見ようとするときどれぐらいの立ち位置なら文字が見やすいかという位置をざっくり表すとこんな感じになります。少し離れててもいい感じに見れるこのメリットは非常に大きく感じました。

終わりに

以上が5時間ほど使った感想です。他のヘッドセットに比べるとユーザー数が多いとは言えないReverbですが、この記事を機会にReverbにも興味を持ってくれる人がいればいいなと少し思っています。良いVRLifeを

2020年5月6日水曜日

X280を買った話

書こうとして書くタイミングがなかった2020年初のIYHの話なので買ったのは年明けすぐの1月4日頃です。
現地LInuxInstallBatteleとか言い去年2台ノートPC買ってる上そのうち1台はX250なのにこいつを買ったんかい?と言わればそうである。
とは言ってもアウトレットで売ってたものでi5-8250UにRAM8GB、SATASSD128GBと並ぐらいのスペックのものである。
たまにはジャンクとか中古じゃなくまともな奴をということとPDで充電可能それなりにまともなキーボードにFHD以上の解像度の液晶搭載のものということでチョイスとしては良かったと思う。せっかくPDに対応したPCを導入したのでモバイルバッテリーもそれに合わせて最大60Wで出力可能なCheero PowerPlus5Premium 20000mAhも購入しました。
 到着してすぐ物足りない標準搭載の128GBSATASSDを取り外し500GBSATAの物に入れ替えたうえm.2 2242サイズの128GB NvmeSSDを増設しました。
 そしてWindowsで一度も起動されることなくopensuseTumbleweedを入れて運用されることになりました。
ここまでやって基本セットアップ終了です。外持ちだしの際メインPCと利用していますが、標準でも6時間ぐらい使えるのでバッテリー周りに懸念がありがちな中古PCより使うよりはよくなったとは思います。ついでで買ったモバイルバッテリーを併用すればこれだけで8割ほど充電できるため駆動時間を更に伸ばせるので一日外で使いまくっても安心して使えます。いいノートPCがあると外出時作業が捗って良いといいたいところなのですが、仕事で多忙になったり今は休みの時はとにかく家に居ろみたいになってるので3月以降は持ちだしての出番が減ってるのが悲しい話ではある。かわりに別のものに夢中になってしまったのもブログそっちのけになった要因ではあるが、それはまた別の話