2025年3月8日土曜日

アスコン AT-08 改造計画(液晶フィルム貼り、SATASSD増設、Win11化)

 前回の続きです。アスコン AT-08を買いました。

Xに一部書いた部分含めてやったことのメモ書きです。


液晶フィルム貼り

前回Chuwi Hi10 Xと見た目と仕様近くないか?と書きはしたので試しにHi10 X用フィルムを買ってみました。
結果的にはこのフィルムデカいなと2枚目の状態になりました。横幅は明らかにフィルム側が大きく縦も少しだけフィルムが大きいです。 それでも貼らないよりはマシなので適当にカットして貼りました。
タブレットにフィルム貼るのはそもそも難易度が高めですが、カットしながらなのでいつもより雑になりました。貼る際はお気を付けください。他に代替え品あればいいんですがね。

PDF工房Perfect Shield

サイズ合わせ

貼り付け後

SATASSD増設

前回やりたいと思っていたこと。結果から言うと増設可能でした。ばらす必要があるので搭載には十分気を付けましょう。SSDはamazonセールで2980円で256GBのORICOの物を買いました。USBハブとかSSDケースとかで大丈夫なのは分かってるので粗悪なものではないとは思います。取り付け後は当然フォーマットされてないのでWindowsのディスクの管理(Win+X or WInボタン右クリック)から確認しましょう。
内臓eMMCより圧倒的に早くSATASSDらしい速度が出て容量増なので使い方が少しヘビーになってもこれで耐えられます。自分の用途のメインがリモートデスクトップなので恩恵は少ないですが…



取り付けた様子

内臓eMMC

SATASSD

Win11化

出来るがトラップが多いです。そもそもサポート外なので覚悟しましょう。
installUSB作成にRufusを使います。Rufusからインストールメディアをダウンロードする方法もあるのですが、MS公式からダウンロードをします。


ダウンロード出来たらRufusに出来たisoを入れて書き込むusbメモリを入れてスタートを押して出てくるダイアログで一番上の「4GB以上のRAM、セキュアブート及びTPM2.0の要件を削除」にチェックを入れて後はお好みで設定してUSBを作ればokです。

作成できたらAT-08にUSBメモリを入れてWin11をセットアップします。縦画面になるのでテーブルに置いて操作がやりやすいと思います。ここでタッチパネルがちゃんと使えるのでWin8時代のこの手のタブレットよりは楽で感動しました。
キーボード設定を選択の画面では、キーボードの種類を日本語キーボード(106/109キー)を選んでおきましょう。
インストールの仕方は省略します。OSクリーンインストールをやる人はさすがに理解してるはずなので
無事にインストール出来たと思うので、インストールが終わったらusbを抜きましょう。じゃないとインストール画面に戻ってきてしまうので戻ったら一度電源ボタン押して落としてから起動でもよいかと

無事に起動して初期の確認画面を見たら即座に設定画面→ディスプレイで画面の向きを横にして第一関門突破です。

ドライバーインストール

ここまで来たらとりあえずWindowsUpdateを当てたくなるとおもうのですが、
手動WindowsUpdateを当てるのはまずやめよう
それは罠です。なんなら当てたらブルスク地獄になる。
WindowsUpdateで降ってくるwi-fiのドライバーが本機と何故か干渉するらしくそれをやってしまったらOS入れなおした方が楽です。
回避方があるのでそれをします。「wushowhide.diagcab」というツールがあるのでそれを使います。
使い方はそこまで難しくはないですが、こちらを参照→wushowhide.diagcabを使って更新プログラムを非表示にする方法
該当するドライバーは「intel driver update for intel(R) Dual Band Wireless-AC 7265」です。これをHideすればひとまず問題は回避可能です。

これが終わったら他のドライバーを当てていきます。前記事で行ったDouble Driverで作ったドライバーを入れたUSBメモリを使います。少し手間にはなりますがDouble Driver経由ではなくWindowsデバイスマネージャーから手動で当てていきましょう
適当にドライバーがない状態になってるデバイスを選んでドライバーを更新→コンピューターを参照してドライバーを検索→Double Driver Backupを選ぶと合うやつを後はWindows側がインストールしてくれるのでそれを繰り返すだけです。
念のため全部インストールしたらWindowsを再起動
再起動後システムデバイス内の「intel(R)Dynamic Platform and Thermal Framework Manager」がエラーを起こしてるのでアンインストールします。再起動すると「intel(R)Dynamic Tuning Processor Participant」もエラーを起こすのでこいつもアンインストールしてドライバーセットアップを自分は終えました。
後は普通にWindowsUpdateをすればWindows11マシンとして使えると思います。Win10に比べてOSの重さを感じるのでサポ切りも納得できなくはないのですがね…
せめてLinuxOKな後期型BIOS個体があればもう少し弄り用もあったのですが何か思いつかない限りはここがゴールだと思ってます。値段に対して楽しませてくれたのでそれなりに満足です。

2025年3月1日土曜日

アスコン AT-08を買いました。

 


2025/03/01 初版
2025/03/02 分解の話を追加 

総評

特に買うつもりはなかったのですが、ちょうど東京に出る要件があったため中野のイオシスによったら実機があり思ったより良さそうだったので買ってしまいました。

ひとつ前の世代のAtom x5 Z8550タブレットとかよりはまともに使える性能なので、思ったよりは使える製品ではあります。だが、中華Winタブっぽさが凄い。できる範囲で弄って遊びたいところ


中華タブっぽさ

一応日本のメーカーが販売したデバイスらしいですが、ChuwiのHi10 Xとなんか似ているんですよね。スピーカー配置違うしAT-08はsimスロットが一応存在しますが、右側の各種ポート類にキーボードの接点とかそっくりですね。内臓eMMCも「Generic 58K721」という表記のノンブランド品っぽいですしディスプレイもタブレット向けを流用した物だったり明らかに大手メーカーはやらんやろ感があるハードです。物理的な堅牢度も高くなさそうですし極めつけはUSキーボードを無理やり日本語配列にしたなんとも言えないやつ
剛性はあるのでしっかり打てる感じはとても良いのですが、タッチパッドは逆に使いずらいし膝上おいて使おうものなら本体との接続が外れる音がして接続方法が不安定なのは中華タブとしかいいようがない品質でしょう。同等スペック品なら間違えなく大手メーカーの方がハードウェア的にまともなのでこんなのを文教向けに出すなっていう気持ちです。わかってる人しか買っちゃいけないタイプのデバイスです。


使う前のおまじない

この手の中華Winタブは直ぐに初期化しようものならドライバーが無い!!!と間違えなく泣きを見るためバックアップを必ずしましょう。
Double Driverを使って入っているドライバーのバックアップを行い適当なusbメモリにDoubleDriver本体と取ったバックアップをコピーして保存
タスクバーにある検索から「回復ドライブを作成」を選び16GB以上あるusbメモリに回復ドライブを作成しましょう。画像通りラベリングして保存しておくとクリーンインストールのトラブルも減らせるはずです。


使い方

ちょっとした物書き、メインPCとか5000円で買ったミニPC(ECS LIVA ZbE)で遊ぶで用意したカジュアルゲームPCをparsecでリモート接続する用
無事に目的は果たせそうではあるのでついでで遊び方を模索し始めます。開くPCバッグnanoにいい感じに収まるサイズ感なのもよいところ
本記事もAT-08で全文書いてます。

ひらくPCバッグnanoに収納

Parsecでリモートゲーミング

Linux install Battele

販売されて一週間がたったので、Xを見るといろいろ情報が出てますが20年製造の前期BIOS 21年製造の後期BIOSの2種類の個体が混在しているらしく設定可能項目とLinuxをブートできるかが分かれている模様。手元の個体は20年製造のものっぽくRufusとEtcherで各種OS
Ubuntu24.04.02 LTS,OpenSUSETumbleweed,Manjaro等試したのですが、GRUBにすらいかずフリーズするため試すどころではありませんでした。なんとかできればいいんですがログが出るわけでもないので現状手段を思いつきません。素直にWin10もしくは11にアップデートして使うのがよさそうです。

Type-Cの仕様を探る

せっかくType-Cポートがあるわけでここから充電、映像出力ができれば便利だとは思うわけですが試してみました。
簡易チェッカーを利用したところ12V1.5A以上の出力があれば起動しながら給電して利用もある程度はできそうです。理想としてはAT-08付属のACアタブターが12V2A入力なので同等のを用意した方がよいとは思います。

ダイソーに売っているHiDISCの1000円Type-Cハブを利用してHDMIの映像出しとType-C給電ができるかを試しました。画像はないですが、映像を出しながらUSB-AにUSBメモリを繋げるは〇でType-CにACアタブターを繋げて映像を出すのはできませんでした。AT-08が悪いかハブの方が悪いか切り分けられてませんが、給電なしなら使える感じなので映像を出したいだけならmicroHDMIのアタブターを買って使った方がよいです。

2025/03/07追記:自分が買った上の3inHUBは外れ個体だったのか他のデバイスでも挙動が怪しかったので買いなおしたところそっちでは問題ありませんでした。怪しいと思ったら他のデバイスでも挙動を見よう!

分解をする

WWAN用のm2 2242スロットが空いてるらしいという話を見たので開けてみる事にしました。Xに書いた通りではあるのですが、はめ込んで閉じてあるだけなので適当なスパッジャーとか開腹ツールを使って開けましょう。分解しようとする人はこの手のツールはあるはずなので深く言うことはしなくても良いかなと
カバーを外したら銅のヒートシンクがネジ止めされてるので、ネジを取ってサーマルパッドの状態と中身を確認しました。サーマルパッドはまだまだ大丈夫そうでしたが、CPUのだけ取れてしまったので手持ちの1㎜厚の物に張り替えておきました。
内臓eMMCの素性がようわからんと言ってたのですが、分解する事でFORESEEの物である事、メモリがSpectekの物である事が判明しました。製品の使い方考えれば妥当なラインだとは思います。
画像は撮影してないですが、m2 2242スロットの存在も確認できました。試しにThinkPadに入れているKIOXIAの片面実装nvmeSSDを持ってきて刺してみたのですが、認識しませんでした。2280の物を刺しても同じような感じだったのでnvmeはダメ説あります。XではSATAの物は行けた報告とダメだった報告の2つがあるので、一抹の望みをかけて2242のSATASSDを1つ注文しました。使えなくても潰しは効くので




今後のやりたいこと

Win10運用でもいいですが、せっかくならWin11化してWWAN用のm2 2242が空いているらしいのでSteamDeck、ROG Allyの交換用で売られてるm2 2230+2242延長カードか2242のバルク品を手に入れてストレージ増やせたらやりたいところ
それで動くのであればOSをSSDに突っ込めるのでストレージ高速化の可能性もでるでしょう。