2021年2月21日日曜日

i3 10100+映像出力無しRX470を使ってVRPCを組んだ話

・まえがき

 部屋に転がってたり在庫されているパーツの有効活用と割と買いやすくなってきたintelのiGPU搭載のCPUと組み合わせてVR用PCは出来るか?というのを試してみたというだけ。
今ではi3でも4コア8スレッドありRyzen3 3300Xには負けるもののi3 10100でもi7 7700Kに匹敵する性能も出せると考えると時代は変わったものである。
ちなみにこのRX470が例のグラボとして話題になったのは2年前らしい。

・PC構成

CPU: i3 10100
CPUクーラー:リテール
メモリ:Crucial BALLISTIX SPORT DDR4 3200 8GBx2
マザーボード:ASRock H470M-ITX/ac
グラボ:RX470(映像出力無し)
ストレージ:Samsung 970 EVOPlus 512GB
ケース:Antec Sonata Proto(復刻版)
電源:FSP HydroGSM LITE PRO 650W

余っていたATXのケースにとりあえず入れたためこんなスッカスカになっているのは気にしてはいけない。ストレージも組み替え都合で発生した余り物だし、メモリもちょうど組もうとしたら格安で放出(8GBx4で8k円)されたのでCPU、マザー、電源の3点セットを38kで手に入れたことで5万以内で今回の組むパーツは揃いました。OSはWin10Proを入れましたがこれは余り物というか在庫品を使ったのでノーカンです。

・準備編

組み込めたので当然のことながら今回のキモであるRX470を運用可能な状態に持っていく必要があるわけです。
写真はすでに組み込み済み状態ですが、実際はRX470は取り外した状態でWindows10のインストールとマザーボードの動作に必要なドライバー各種とBIOSアップデートも行っています。
その辺の設定が終わったらF2連打でUEFIに入ってF6でAdvanced Modeに切り替えてAdvanced→Chipset Configuration
Primary Graphics AdapterをOnboard
IGPU Multi-MonitorをEnabled
で準備は完了です。これでRX470を突っ込める用意はできたのですが、VBIOS周りが良くわからない状態になっていると思うのでそれを書き換えようと思います。既に話題になってから2年が経過しており先駆者による各種検証も大体されているので書き込むべきBIOSの辺りは大体ついてますが、今回は
の2つを導入した上それぞれをグラフィックボードのスイッチで切り替えられるようにしておきました。どちらも3DMarkのTimeSpyとFireStrikeを無事に完走したので安定性は問題ないかと思います。
動かしたいゲームをインストールした上でWindowsの設定→システム→ディスプレイ
の下の方にあるグラフィックの設定をクリックしてRX470で動かしたいアプリケーションを指定してオプションの中を見て高パフォーマンスに設定できれば準備は問題なし

・ベンチマーク編

DirectX9世代のゆめりあベンチの挙動が少し怪しい。ゆめりあベンチは正常にGPUが動いてないような挙動するパターンと音は出ないが正常に動くパターンがある。(動かすにあたって互換性設定でWinXp SP3にするのは必須)
ちなみにゆめりあベンチは1600x1200最高設定でRX580 2048SPのvBIOSで47000点前後i3 10100のiGPUで3700点前後

3Dmark RX470

Graphics Score
TIME SPY  3699
FIRE STRIKE 13233

3Dmark RX580 2048SP


Graphics Score
TIME SPY 3921
FIRE STRIKE 13826

470に比べて580の物は40Mhzぐらいクロックを上げたぐらいの感じではあるので、上がってはいるがどうなのだろうかというところ

・VRでテストをする

という事で長かったですが今回のブログでやりたいとのメインです。
とりあえず手元にあるHMD3種類が動作可能かを確かめていきます。
まずはWindowsMRヘッドセットであるhp reverbから

セットアップを始めたところどうやら問題なく動くスペックと判定された。この状態でマザーボード背面のDisplayPortとusb3.0に本機をつなげたところ全く問題なく動き始めたが、VRChatで試したところ60fpsが上限になりHMDの解像度も何か物足りない感じになった。おそらくWindows側が1世代のWindowsMRヘッドセット同等の解像度とかまで落としてたりしてそうだなと

Oculus Quest2(VirtualDesktop接続)
Streming設定をMidiumでVRBitrateを100Mbpsに遅延周りの設定とか全チェックを入れた。MRより描画が怪しい感じ。MR以上にぼやけた感じがするというかジャギーが目立つ場面があったりfpsがワールドとかによってかなり変動が激しい感じがした。ミラーを出すと余計にそれに拍車がかかる感じ。VirtualDesktopのモニター機能を使うとGAME側の遅延がそれなりに大きく全部足して30~60msほどの遅延してたりするので、うーんと言う感じに遊べなくはないけどMRの方が良いかもなって感じ。これからも要検証

Valve index
つなげることは出来てWindowsに認識させることはできたがSteamVRを立ち上げるとヘッドセットディスプレイが接続されていませんと出てエラーになりました。SteamVRを再起動するとヘッドセットディスプレイがミラー設定のエラーで怒られ拡張モードにしてくださいと言われるのだが、Windowsのディスプレイ設定はグレーアウトしており変えられないためindexは使えないという結論に達しました。iGPU側の解像度限界とかかな?そもそもやってることがイレギュラーとしか言いようがないので動かないという事で

・今後の運用

Quest2のVirtualDesktop周りのテストはこれからも必要だなと思ったのとiGPUの性能限界起因であれば今回使ったマザーがH470チップセットで11世代CPUもBIOSアップデートで搭載可能になるはずであり11世代CPUのiGPU周りのテコ入れでその辺のスペックアップすればもしかしたら行けたりなんてうっすら思っている。この記事を書いている日に3時間程VRCでカタンを行い6人程のインスタンスでreverbが30fps台で動いていたので、思ったより微妙な結果ではあった物の使えなくはないスペックだと分かったので様子見運用を続けようと思います。

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