2020年6月21日日曜日

WindowsMRでもフルトラがしたい(kinect v2+K2VRを試す)

注意:この記事の情報はSteamVRおよびK2VRのアップデートにより情報としては古い物となっています参考になるかも知れませんが、2021年2月時点での動作等については把握しきれてないことを理解の上お読みください。なお、多忙につき最新版の検証は取れそうにないので取れそうな方にお任せします

アウトプットしておこうと思ってはいたものの中々時間取れず放置をしてました。
色々あって動作不安定とかいうkinect v2とWindows接続アタプターのセットのジャンクがお安く転がってる現場を見てしまい勢いで買ってしまいました。
kinectを利用しVRChatでフルトラッキングがすることができるらしいとの情報が、先人たちによって既に証明されていたりここが欠点などもある程度出ていたりはするのですが物は試しです。
先行してる情報が既に古いものの場合も多く導入に少しだけ戸惑ったので、2020年5月時点の導入手順をメモしておきます。
kinect本体の設置関連
kinect本体設置してる場所の地上高 123cm
kinectと自身の距離 約120cm
自身の身長 175cm
kinectの地上高を153cmぐらいに変えたりもしてみましたが、これぐらいがちょうどよかったので本体地上高と自身の距離が同じぐらいの方が良いかも

あらかじめSteamVRとかVR機器の設定などは終わってる前提でここから話します。

とりあえず必要なソフトウェアは以下の通り
いわゆるドライバーです。これがないと動かない今回利用するのがXboxOne向けに出されたものなのでこちらを利用
kinectフルトラをやる上で必要なツール。腰と足の3点トラッキングが可能になる。SteamVRに連携させて使うのでSteamVR対応なら他のでも動くはず

上記のインストールを済ませPCに接続しSteamVRを起動してSteamVRホームをオフにしてk2vrを起動
**Please be in VR before hitting me! ** instialise SteamVR kinect Trackers -HIT ME
をクリックすることでSteamVRにViveコントローラーのようなものが追加されk2vr側の表示もSuccess!!が3つ並んでたら導入は成功です。
ここからキャリブレーションに入っていくのですが、一つ確認です。
kinectの動作が不安定ではありませんか?
不安定ですと言われる方はPCのusb周りの接続をまず確認しましょう。刺すusb機器を最小限にして刺すポートを変更で動くのであればこの時点では問題はありませんが、高負荷環境になるとそうはいきません。
先人のレポートなどでも意外と語られていない部分であり知らないと詰まるところなので大事な事なのですが、kinectはusb3.0の帯域を非常に多く利用します。
大事な事なので赤字で大文字にしました。つまり何が起きるかというとこの時点では良くても他のusbに接続してるデバイスだったりkinectの動作が不安定になってのちのち不都合が出てきます。HMD自身もusb3.0の帯域をそれなりに利用するため気づいたらkinectの電源切れててトラッキング出来てなかったなんてこともあるわけです。(実際経験しました)
というわけでPCのPCI-Expressスロットに空きがあるならusb3.0拡張カードの導入を強く推奨します。
kinectの推奨usb3.0環境として公式ではintelチップの物とルネサスチップの物が挙げられておりますが、usb3.0拡張カードでintelの物は見たこと無いので、実際はルネサスチップが搭載されたものの搭載をすることになると思います。
私の場合はこちらの物を刺して安定動作をしています。

kinectが問題なく動く事が確認できたならここからキャリブレーションをしていきます。
Enable kinect Rotation CaliblationとEnable kinect Position Caliblationを一つずつチャックしてHMDを被りコントローラーで位置調整をしていきます。
見にくいですが、これぐらいになれば大丈夫なはず…
キャリブレーションしてるときにこんな感じの矢印が出てきますが、この矢印あまりあてにならないので基本的にはトラッカー代わりに見えてるViveコンを見て調整することになります。

調整が出来たらVRchatを起動してテストをしますログインしたらアバターがTポーズ状態なのでTポーズをして両手のコントローラートリガーを引いてとりあえずミラーまでダッシュ
膝部分の白い点とアバターの肘部分にWinMRコンがあるのが見えると思います。こんな感じでキャリブレーションして
フルトラ事故あるある腰トラすっとび
 
その後真面目に調整して三面図に行き着座の確認をしました。かわいいとてもよい
色々試した結果出来るポーズとかの制約はあるけどトラッカーを取り付ける手間が無く充電の心配もなしでいろいろできるのはトラッカーを用いたフルトラに対しての優位点だと思う。
正面向きであれこれやるなら案外動ける。

k2vrのたまにある不具合としてコントローラーとk2vrで設定したトラッカーが入れ替わってしまうと言う既知のバグがあるらしくそれが発生した場合k2vrを一度閉じて再起動をするとよくなります。再起動してもおかしいこともありますが数回試せば大概直るのでそうなったら試しましょう。

記事を書くうえで参考にしたあれこれ

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